年金改革 厚生年金の適用拡大の問題点

年金改革 厚生年金の適用拡大の問題点

今、厚生年金記録の改ざんが騒がれています。
改ざんの主役は、社会保険事務所の職員と、そして事業主です。

厚生年金の適用拡大について、被保険者の方についてはその置かれた状況によって加入がメリットになる人もデメリットになる人もいるでしょうが、事業主の場合はデメリットの方が多いと考えられます。

事業主のデメリットは大きく2つあります。
一つは保険料負担が増えてしまうということで、もう一つは手間が増えてしまうということです。
このような状況から、制度が導入されているわけでもないのに冒頭に記した厚生年金記録の改ざんがすでに心配されています。

厚生年金の改ざん、つまり事業主の適用逃れも心配されるところですが、これだけ厚生年金の改ざん問題が世の中に出てくると、この手法は取りにくくなるとは思います。
しかし、もう一つ考えられることがあります。
それは、事業主による雇用調整です。

1人の人に10万円の給料を支払って、さらに厚生年金や健康保険の保険料負担をするよりも、5万円の給料で2人雇ったほうが事業主の負担は明らかに少なくてすみます。
パートタイムで仕事をしている人の給料は決して高いものではありません。
それが、厚生年金に入らないための手段として、さらに就業時間を削られたりしたらどうなるのでしょうか。
多くの人にとっては、将来の年金よりも今の現金のほうが大切でしょうから、このあたりの対策もしっかりと考えなくてはいけないと思われます。

少なくとも事業主を納得させる何かが必要ではないかと思われます。

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