厚生年金 在職老齢年金の未払い

厚生年金 在職老齢年金の未払い

社会保険庁は、平成11年8月から今年7月までに
在職老齢年金の算定ミスで
約32,800人、総額11億9千万円の
未払いがあったことを発表しました。
この、算定ミスは、在職老齢年金とともに
雇用保険を受け取っていた人が対象ということです。

ところで、在職老齢年金とは何かということですが、
これは60歳を過ぎて、老齢厚生年金を受けている人が、
年金を受け取りながら厚生年金に加入していた場合、
年金の一部または全部を支給停止にする制度です。
つまり、
老齢厚生年金−支給停止額=在職老齢年金になります。

また、在職老齢年金を受けとっていた人が
雇用保険の給付を受けていた場合、
さらに在職老齢年金は支給停止になります。
これは、
在職老齢年金ー支給停止額で求めることになります。

今回は、在職老齢年金と雇用保険を
同時に受け取っていた人が対象ということなので、
同時に受け取れる給付は何かと考えると
雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金になります。

高年齢雇用継続基本給付金は雇用保険に加入していた人が
60歳を過ぎて賃金が一定率以下に下がった場合、
その減額を補う給付金です。
そして、給付金を受け取ると、
年金は、この給付金の約4割分が減額されます。

雇用保険の給付金額は、通常8月に見直しが行われます。
今回の未払いの開始も8月ということを考えると
この時期に変わった、雇用保険の給付率か
それに伴う年金の減額率を
社会保険庁が年金計算のプログラムに
誤って入力してしまったためのミスではないかと推測できます。

ミスはミスなので、改めることは当たり前だとは思いますが
これは、年金制度を複雑にしすぎたために起こってしまった
ミスではないかと私自身は考えています。

ho1960 at 13:25 │clip!年金全般  | 年金制度